LONDON記:7 White Cliff of Dover
こんにちは
未だにロンドンの日照時間に慣れず生活リズム保つのに精一杯で更新できませんでした〜(緯度が高いロンドンは21:30ぐらいに日が暮れる)
さて、今回はイギリスの玄関口"ドーバー"に行ってきました!
この赤いピンの場所ね。
イギリスで最もヨーロッパ大陸に近いこの街は海上交易の拠点であると同時に大陸からの侵略に対しての要塞にもなっていた街です。
この街で特に有名なのが"White Cliff of Dover"と呼ばれる石灰岩質の白い崖。
日本では"白亜の絶壁"なんて言われていて、この石灰質の地層が積もった年代から生物学や地学で出てくる白亜紀の語源にもなってる場所です。
今回はこのWhite Cliff of Doverを見に行ってきました!
能書きはこれくらいにして写真載せていきます〜
概観
壮観。
ドーバー港とWhite Cliff。
クリストファー・ノーランの映画『ダンケルク』で戦地フランスを脱出したイギリス兵たちがこの白亜の絶壁を見て家に帰ってきたことを確認したりもしてたっけ。
右手に見えるのがDover Castle。
古代ローマ文明の遺産や城砦として重要な史跡らしいけど今回はWhite Cliffで疲れ果てて行きませんでした。
歩く道
こんな感じの道を行く。入場料は無料。
こんな広大な草原と切り立った崖のコントラスト見たことがなかったので、White Cliffと同じくらいこの草原にも感動した。
自己責任なので崖に柵は無い。
この写真のすぐ右手も100mぐらいの崖。
この日は体が持ってかれるくらい風が強かったので、いまだかつて無いほど""死""が簡単にイメージできた。
と思ったら。崖っぷちでくつろぐ狂人も。
"White Cliff of Dover, How many people died"なんて検索かけても数字は出てこなかったけど、狂人の写真がたくさん出てきて心臓に悪い。
「崖の侵食が進んでいるので、淵には近づかないように」との看板。この看板この1つしか見なかったんだけど、さっきの狂人は見たんだろうか。。
こういうガンガン登って行くコースもある。
50cmぐらいのこの道を踏み外すと急斜面を40mぐらいは転がり落ちることになる。
一緒に行ったスイス人は高所恐怖症だったらしく「ホォリファイド〜〜」って言ってて笑った。
後になって写真見るとハイテクRPGのステージみたいで笑えてくる。FFか?
スイス人の友人曰く僕が撮った写真の中でのお気に入りはこれらしいので、一応載せておく。
関心事
石灰質の壁面を触ってみる。
手に粒子が付くのはもちろん、触った壁面にも指の跡が残るぐらい柔らかい。マジでチョーク。
だから落書きされちゃうとこもあったり。やめれ。
割れてる岩なんかの断面も白かったんだけど、これも石灰岩なんだろうか。
石灰質に残ってたサンゴか?なんて思ったり拾ったり。
こういうことをしてると友達にどんどん置いていかれる。カタツムリは殻の形成にカルシウムを必要とするので、それが豊富な石灰質の地形の場所に多いってのを読んでたんだけど、1匹しか見なかった。
所々に馬糞が落ちている。
この台地の草が伸びきって不恰好にならないよう草を食べてくれる仔馬を放牧しているんだそう。あの美しい草原の代償である。
まとめ
以上White Cliff of Doverでした。
本当に壮観でイギリスの象徴と言われるのも納得の素晴らしさでした。
ロンドンからは片道2時間ほどかかってしまうけど、1日かけてでも行く価値の十二分にある名所でした。(旅費は往復で5000円ほどでリーズナブル)
対岸のフランスは見えなかったけど、この景色を見てイギリスに来てよかったと強く思った!
それくらい感動した!
もう1回行くのもアリだな〜
ではでは
LONDON記:6 Borough Market
今回は僕のお気に入りの場所"Borough Market"を紹介する。
ガイドブックなんかにはバラ・マーケットって書かれるヨーロッパ中の美味しいものが揃うロンドンの市場です。(綴り的にどう考えてもバラなんて読み方はしないと思うけど)
ロックダウン下でもやってるし僕は本当にお世話になりまくりです。
食べ歩きと試食が醍醐味の場所で、雰囲気も伝えられたらと思うので、さっそく写真載せていきます〜
鮮魚店
こっちに来て驚いたのが、アンコウ(Monkfish)が結構よく売られていること。インパクトあるからかどこの鮮魚店もアンコウがどーんと1尾はいる。
ちなみにアンコウの横にある白身の魚はHaddock(モンツキダラ)で、これがイギリス名物フィッシュ&チップスでよく揚げられる魚。Haddock以外ではCod(タラ)がメジャーなので、フィッシュ&チップス作るならとりあえずタラを揚げとけば間違い無いです。あと、イギリスだと下味はなしです。(下味付けた方が絶対美味い)
上の方に写ってるマグロとSwordfish(メカジキ)は刺身用。こっちでも刺身の需要は一定あるようで、ここに限らずどこの鮮魚店に言っても刺身用の切り身が売ってる。
さっきのアンコウといいこのホウボウといい見た目がエグい魚を置いて魚屋は客を威嚇しがち
この店はその場で食べれる料理も売っていてそれもまた最高。
パエリア。(ロックダウン中はなし)
見た目が死ぬほど悪い。けどめちゃくちゃ美味かった。雰囲気もあるだろうけど、今まで食べたパエリアの中で1番美味かった。
値段はロンドンにしてはリーズナブルな5〜6ポンドで700円ぐらい。
岩牡蠣もその場で食べれる。(ロックダウン中もやってるけど市場の外に出てから食べなくちゃいけない)
そもそも僕は牡蠣が嫌いだったんだけど、市場で売られてるのを見たらなぜか急に食べたくなって食べたらめちゃくちゃ美味かった。
値段は種類によるけど1杯2〜3.5ポンド(300〜500円)。
肉屋
格好いいし美味しそうだけど、スーパーの3倍くらいの値段なのでちょっと手が出ない。
ジビエ。
Sika Deer(鹿)とBoar(イノシシ)。ウサギの置物もあるし、今日はないだけでウサギも並ぶんだろう。
日本ではなかなかお目にかかれない光景。
事故りそうだけど、帰るまでにジビエチャレンジもしたい。
チーズ屋
アルプス産の元祖チーズ。気泡の抜けた穴ぼこいっぱいの漫画みたいな巨大チーズもあって面白い。
八百屋
ヨーロッパ感溢れるエグい見た目のキノコがあってテンションが上がる。
ちなみに
結局この日はキノコの詰め合わせを買った。9ポンド(約1,200円)。高え〜笑
高いけど、バターさえ持ってればシンプルだけどローズマリーソテー作って食べ比べができるので満足度はかなり高い。
他のお店
オリーブオイル専門店
ワインショップ
お茶屋さん
パン屋さん
スパイス専門店
ソーセージ専門店
屋台
レストラン(行った友だち曰く名物は魚料理でフィッシュ&チップスは美味いらしい)
ってラインナップ。
写真撮ったお店以外にも肉屋さんもチーズ屋さんも八百屋もあります。っていうかチーズ屋さんがめちゃくちゃ多い。
場所・まとめ
場所は前回のロンドン記事で紹介したタワーブリッジの近くで、テムズ川の畔。
なので僕が誰かをアテンドするなら午前中にBorough Market、お昼からTower BridgeとLondon Towerを回るコースを考えるかなってぐらい食に関心のある人には特にオススメ。
食べ歩きと雰囲気を味わうだけでも行く価値ありです。
ただ、スーパーでも売っているようなビールが3倍ぐらいのナメた値段で売られてたりするので、買い物するなら相場観がある程度あった方がいいです。
余談
留学地にイギリスを選んだ理由の1つにウイスキーの聖地"アイラ島"があったんですが、旅行なんて出来ないのでロックダウン中でもやってるBorough Marketでアイラの食べ方をやったりました。
まぁ生牡蠣にアイラ島のウイスキーをかけて食べるだけなんですが。
村上春樹の旅行記『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』で出てくる食べ方で、行ったら絶対にやりたいと思ってたやつ。
本で読んだときは絶対美味しくないでしょって思ってたけど、、
アイラモルトのスモーキーさと牡蠣のクリーミーさがお互いの塩気で混ざり合って、元からこういうモノだったんじゃないかと思わせられる味でめちゃ美味でした。
牡蠣嫌いだったんだけどな〜
このために小さいウイスキー買って市場までわざわざ持って行った甲斐はあった。
かくしてBorough Marketで嫌いだった牡蠣を克服し、僕はまた一歩大人の階段を上ったのであった。
ド陰キャとオンライン
生きてます。
溜めてたネタが思ったより重く、前回投稿から2ヶ月近くも経ってしまいましたが、良くも悪くも変わらずロンドンで元気にやっております。
今回はそんな重いネタは置いておいて生存報告も兼ねて最近ずっとモヤモヤしてるオンライン◯◯の苦手なとこを整理のために文字に起そうと思います。
昨今の状況でそんなことは言ってられないんだけどガス抜きってことで。
もちろん苦手とはいえ僕もオンラインの恩恵を受けてはいます。
授業開始時刻まで寝てられるし、こんな中でもコミュニケーションの勉強を続けられる。
何より海外生活で日本の友だちが恋しくなるだろうと思っていた僕にとってはオンライン飲みだってできるし、本当にありがたい限り。
オンライン様々って感じ。
なんだけど、人数が多いオンラインはとてもしんどい。
4人までは全然大丈夫なんだけど、5人からはもうキツい。
これはオンライン授業も友だちとのオンライン飲みでも変わらない。
そもそも僕はオンライン会議や飲み会を
「全員強制参加型のターン制ゲーム」
と捉えているんですが、その人数が増えると何が起こるかと言うと、、
ターン制(1人ずつ喋る)から生じる問題
大人数のオンラインルームでは複数の人が同時に発言することはできないので1人ずつ喋ることになる。
流れが滞るリスク・ストレスの増加
1人ずつ喋るので誰かに話を振ることも振られることも多い。この時に相手が(或いはこちらが)何を言っているのか分からないって状況には少なからずストレスを感じる。
もちろん回線が安定しないのは仕方がないことだと承知してる。だけど、人数が増えるとそれだけ回線の安定しない人がいる可能性も増え、待つ頻度も時間も増える。結果そのストレスも増す。
(単に僕が"待つ"ことが苦手だからなだけかもしれないけど。)
他人の目にいつもより意識的になる
内容が薄くなる。
みんなが見ている聞いているという意識が強くあるからか当たり障りのない話題が増える。人数が増えるほどに会話の内容は当たり障りのない薄いものになる。
人によるのかもしれないけど僕の周りでは少なくともこの傾向が強いように思う。
緊張する。
ド陰なので。
全員強制参加な点から生じる問題
興味のない話題に付き合わなければならない
例えば普通の集まりでも5人を越えれば大抵いくつかのグループができて話をするようことが多いように思う。自分のより興味のあることについて同じ興味を持つ人・話の引き出しを持っている人と。
けど、これがオンラインだとできない。(同時に2トピックは処理できないため)
確かにブレイクルームとかを作れば出来なくもないんだけど、そんなする程でもないし、解除タイミングとか考えだすとキリがない。
結果、自分が面白いと思うことを掘り進める機会が損なわれ、言い方は悪いけど、興味のない話題の時はひたすら耐えるしかない。*1
トークブレイカーのパワーインフレ
会話を遮ってまで注目を集めたがる参加者がいるとその対処のために全員が止まる必要があるので話が進まない。
個人的に全員強制参加ゆえに生じるこの2点はかなり上位のストレスだなと感じる。
結局のところ
「オンラインでは声が大きい人の声がより大きくなり、そうでない人は余計にそれに従わざるを得なくなる。」
これこそが僕が大人数のオンライン◯◯を苦手とする理由だと思う。
(書いててやっとたどり着いた。)
誤解されたくないんだけど、オンラインに限らず人と話すのは楽しい。
ただ、オンラインで大人数の部屋に入るとこういった点が苦手で居心地が悪いというだけの話です。
以上。オンラインレッスンの生徒数が3人から14人になってめちゃくちゃフラストレーションが溜まっている僕のガス抜き兼メモ書きでした。(生存報告とか言ってたのにすみません。)
内容はさておき文字にしたことで最近のモヤモヤが自分でも掴めそうなくらいになったので書いてよかったなと思っています。
ただ、書いているうちに自分はただのワガママなのでは?と思えてきたので今日はもう寝ます。
おやすみなさい。
*1:※ちなみにオンラインといえど人との会話中に他のひとり遊び始めてしまうのは僕は相手に失礼だと感じるのでしたくない。
LONDON記:5 タワーブリッジ
今回はロンドンのメイン観光地の1つ「タワーブリッジ」について。
タワーブリッジ??
ロンドン橋じゃないの?って思ったそこのあなた。
これがロンドン橋(London Bridge)。
で、これが、、
タワーブリッジ(Tower Bridge)。
タワーブリッジ
「ロンドン橋渡ろう/落ちた♪」の歌でお馴染みのロンドンブリッジは実はめちゃくちゃ地味な橋で、ロンドンの橋と聞いてイメージするであろうこちらの橋はタワーブリッジという橋なんです。
(アルゼンチン出身の友達もこの勘違いをしてて違う橋で30分待ち続けるというマヌケをした。橋が隣どうしでどちらも最寄り駅がLondon Bridgeなのでタチが悪い)
地味とは言ったけど、歴史の長さも重さもロンドンブリッジの方がタワーブリッジより上。
自動車もなく人力か馬力で荷台を引いていた1800年代後半、元々はロンドンブリッジがロンドンを南北に分けるテムズ川を渡る重要な手段でした。
けど、産業/経済の発展からロンドンブリッジだけでは人の移動に対処しきれなくなってきたことを受け、ロンドンブリッジの隣にタワーブリッジが1894年に建設された。
というのが建設の経緯。
で、この形からも察しがつくようにこの橋、
開きます。
勝鬨橋みたいに。
建設時にはロンドンブリッジの下流(タワーブリッジとの間)には船着場があったので、マストの高い船が海に出られるようにこの機構が備えられたそうです。
旧船着場は今は再開発されてオフィスビルになってるけど、タワーブリッジの下流には船着場がありました。
個人のクルーズ船みたいな船が多かったので、ロンドンセレブが使っているんでしょう。
電話ボックスと船着場というロンドンサービスショットです。
タワーブリッジの最低限の説明はしたので、撮った写真載せていきます。
橋の上からの写真。
車は1車線ずつと結構こじんまり。
毎度思うけど、いちいちディズニーシーっぽい(逆)
タワーブリッジの麓のあたりからロンドンの中心地を撮った写真。
左の空気清浄機みたいな建物の屋上はSky Gardenって言うロンドンの激アツ映えスポットです。そのうちここでも書くかもしれないです。
高層ビル群はCanary Wharfかな?行ったことないからよく知らんけど。
これはタワーブリッジの隣にある世界遺産「ロンドン塔(Tower of London)」。
塔って言うとエッフェル塔とか東京タワー的なのを想像しちゃうけど、ロンドン塔は日本で言えば江戸城/皇居みたいなイメージの場所。
タワーブリッジ名前はこのロンドン塔から来てて、橋の装飾もこのロンドン塔と調和するようにデザインされたとのこと。
ここは一度は行かないとな〜って思ってます。
入場料高いけど(約4000円)。
そのうち行く。
ロンドン近況
ついにロンドンでPanic Buyingが本格化してきた。
どこの国もこういうことがあると同じようなこと言うんだな。
とは言え、こういうのって盛ってるじゃん?
と思って家から一番近くて一番デカいスーパーに実際に行くと、、
マジでこんな感じ。
みんな引きこもる準備のために食料を中心にものが無くなってしまった。。
ビールもなくなっちゃうんだから困っちゃうよ。
で、通りにはもう人がいない。
14時のロンドン中心地Covent Garden。
お店も8割は閉まってて、「少なくともこれから3週間は店を閉める」って張り紙が多かった。
駅もこの通り。
電車の本数も普段の半分かそれ以下に減ってる。
こんな中なので当然、ロンドンでも今週から博物館や美術館が全てクローズ。
ライブとかのイベントもキャンセル。
悲しい。
なのでこれからは"行ったけど、書いてなかったストック"を削って書いていこうと思います。
僕は元気なのでご心配なく。
ではでは
ロンドンの実情(Corona Crisis)
ご無沙汰しています。
まだ隔離されてるのか?死んだか?と思われていたかもしれませんが陰性とのことで無事解放されました!
1週間前に!(早く言えよ)
病院のクレームボックスに「めっちゃ待ってるけどどうなってるんだ?」って旨の怒りのメールを入れたら、即電話がかかって来たので、恐らく忘れられていたんでしょう。
もし海外で検査を受けて期限を過ぎても通知が来てない方は、病院のクレーム窓口に問い合わせるのをオススメします。
さて、せっかく街に繰り出せるようになったのでロンドンのコロナウイルス事情を少しお伝えしようと思います。(日本のニュースには間違った情報が多いので)
トイレットペーパー等買い占めについて
「ロンドンでもトイレットペーパーの買い占められてる」なんて日本のニュースを見たんですが、そうでもないです。
まぁトイレットペーパーに限らず食品とかいろんなものが爆買い(Panic Buying)されてはいるけど、買い占められる程ではない。
これくらい。
この爆買いも、推奨されている自主隔離(引きこもること)に必要な物資を買い込んでいるからという感じです。
そもそも英国人にはアジア人みたいに予防のためにマスクを着用する文化がないので、マスクが買い占められることはないし、紙不足を心配する理由はないので、トイレットペーパーの買い占めをする理由もないです。
だから別にトイレットペーパーに限らず何でも品薄にはなりつつあるって感じです。
唯一買い占められてるものは消毒用アルコールジェルぐらい。
このPanic Buyingは昨日今日始まったって感じなので、それ以前で英国でトイレットペーパーが買い占められているってニュースはフェイクです。
ロンドンでは西友やサミットみたいな大型のスーパーがなく、日本のコンビニ程度のサイズのお店がスーパーとして近隣住民の生活を支えてるんですが、品出し(四六時中やってる)が追いつかなかったタイミングをたまたま見ただけでしょう。
差別について
僕も親とかから心配されるんですけど、あるっちゃあるけどないです。
日本にもよく知りもしないのに中国人や韓国人を差別する人がまだいるけど、そんなもんです。
ロンドンの中心地を歩いてると遠くから「コロナ〜」ってデカい声で(誰かに?)言ってる人は見たけど、その1回だけ。
その人見て思ったんだけど、この手の人はハロウィンでフーリガンみたいに騒いでる人と似てる。
"普段目につかないけど、この世界のどこかには存在しているちょいヤバい人たち"ってぐらいの比率までかなりハロウィンの人たちに似てる。
だからあるっちゃるけどない。
実際には、普段通りお店で試飲試食とか向こうから勧めてくれたりするし、パブでも他の地元客と気さくに冗談言ったりだってできる。
みんな本当に親切なので、僕としては英国では人種差別が横行してるみたいなニュースを見るのはとても悲しい。
渋谷のセンター街とか大阪のアメ村とか歩くときと同じように、ヤバそうな人には関わらずに避ける。これでOK。
(アジア人がロンドンで暴行されたってニュースで騒いでる人は「被害者は何もしてないのに」って言いがちだけど、相手が一般人じゃなくてゴロツキだったら何もしてないとは言えないんじゃない?って僕は思っちゃう)
周りの人たちの対応
特に変わりはな行けど、タイ出身の友達の1人が学校とか施設が閉鎖されて身動きが取れなくなる前に一時帰国することを考えているってぐらい。
イギリスではルーブル美術館みたいに閉鎖している施設はまだないし、学校もいつも通りだけど、日本と同じように大勢の人が集まるイベントの中止や学校の閉鎖とかした方がいいんじゃないかって言う声が大きくなって来ている。
イギリスは人の移動を大きく制限したりしてなかったり他国より対応が遅れてると言われてる。
けど、外出する以上かかるときはかかるし、日本でもイギリスでも感染リスクは大して変わらないと思うので、僕としてはせっかくロンドンまで来たんだから閉鎖される前に色々見て回りたいってスタンスでいます。
タイ出身の彼の言ってることもわかるけどね。
まぁこんな感じなので、とりあえず次回からまた観光再開しようと思います〜
P. S.
ついに学校の入り口にこんな看板が出るようになった。
気をつけなきゃだ〜〜
What a Fxxkin' Dormitory
コロナウイルス検査の結果が来ない。
72時間って言ってたのにかれこれ10日間待ってる。
当然忘れられてるんじゃないか?と5日目ぐらいに病院に電話をかけた。
「患者からのアクセスは受け付けていないので、医師からの診断結果の電話を待ってください」とのこと。
まぁいいんだ。頑張ってくれ。
ついにヨーロッパでも感染が拡大して、イギリスの病院もNHSも大忙しなんだろう。
(ちなみに現時点でコロナウイルスの検査を行った件数は日本よりイギリスの方が多いらしい。マジか日本。)
異国の地でニートしてるのは結構意味わからんけど。
この件については僕はもう納得してるんだけど、タイトルの通り寮がひどい。
今回は僕が経験したギャグのような悲劇と、そこからの個人的学びを書く。
僕の置かれている状況
前回記事の通り僕はイギリスでコロナウイルスの検査を受け、その結果が出るまで自分の部屋に隔離されている。
なので寮のアシスタントマネージャーが電話とメールにて「水や食料など必要なものがあったら部屋の前に置いておくので言ってくれ!」と申し出てくれた。
2日前
食料がとうとう底を尽きそうになってきたので、マネージャーに連絡すると受付から
「よし!ネットショッピングのやり方を教えてやろう!」
と電話が来た。
まぁ確かに。
言ったら買って来てくれると思ってたのは甘かったかも。(もちろんお金は払うつもりだった)
ということで注文する。
配送には2日かかるそう。
昨日
絶食。
今日(配達日)
部屋を出れないので寮の受付と電話でやりとりをする。
受付「調子はどうだ?配達が来たぞ!」
僕「いい感じよ!ありがとう!」
(やっとご飯にありつける〜)
受付「取りに来ないのか?」
僕「コロナの検査受けてるから部屋から出られないんだ。だから受け取って僕の部屋の前まで持って来てくれないか?」
受付「それはできないからキャンセルするぞ?」
僕「何でだ?マネージャーから何も聞いてないのか?」
受付「・・・キャンセルするぞ」
僕「待て!行けばいいのか?」
受付「出られないんだろ。キャンセルする。」
僕「待て」
電話で話してても埒があかないので、状況確認のために受付デスクに向かうとちょうどトラックが出て行くのが見えた。
2人の女子学生と談笑している受付に聞いてみると
受付「●●(僕の部屋番号)か?もう出て行ったぞ。(元気になったら)再配達を依頼するんだな。」
僕「おいおいもう食うものないんだぞ?」
受付「・・・(きょとん顔)」
僕「マジか・・・(絶句)」
なんで・・・
もしかしたら僕の思う「部屋を出ない」と彼らの思う「部屋を出ない」の度合いが違ったから起こったことかもしれない。。もっと英語ができたら避けられたことかもしれない。。
けど、僕だけが悪いのか?
いや、違う(怒)
こうなった外的要因だっていくつか考えられる。
- マネージャーは現場に事情を説明せずに指示だけを出した。
- 知らされていたが、受付担当がそれを忘れていた。
- 受付担当がどうしようもなくお馬鹿or怠惰。
3の説明はしないけど、1はマネージャーと現場で最初の対応のニュアンスが違ったことから。2は受付にはパソコンだけがあって、職員向けホワイトボードや張り紙がないことから。
学び
何れにせよ、この絶望を意味のあるものにするべく学びをまとめると、
- 部下が意味を理解できるような指示を出す。上下の信頼関係を築くことでコミュニケーションを取りやすくする。
- 留意する必要のあるイレギュラー情報はパソコンだけでなく、目に付く場所に掲示した方が効果的。(データ管理の弊害)
というところだろうか。(少し気が済んだ)
まぁ前者はわかってても難しいことだとは思うけど。
その後
再配達を依頼するもやはり2日後。
今日明日を生き抜くために僕がこの後どうしたかは書かないけど、1つ言うとすれば
「ケバブ超美味しかった!」
LONDON記:4 コロナウイルス
こんにちは(こんばんは)
日本はコロナウイルスの蔓延でヤバいと聞きましたが、みなさんお元気でしょうか
僕は先日の大英博物館でどうやら風邪をもらってしまい、体調を崩しています。(博物館には咳をしている人も結構いた)
そして僕は今訳あって自分の部屋から出られなくなっています。
コロナウイルスのせいで。
今、イギリスでは"咳の症状がある"、特に"アジアから来た"人はNHS(National Health Service:国営医療サービス)に電話してからでないと医者にかかれないという決まりになっています。
(もっと正確に言うと入国後2週間は医者にかかることはできず、その期間後であっても上記の条件を満たす人はNHSに電話をかけてからでなかれば病院には行けない)
先に言っておくと僕はただの風邪。たぶん。
身体面でも精神面でも新しい環境で少しガタが来たというところだろうと思います。
丸2日寝て熱は下がったけど、その後咳が出るようになった。
熱が下がったので学校に行くも、たまにでも咳をするとそれを気にする生徒もいる。
この状況は学校生活を送る上であまり良くない。
それに熱が収まってから3日経っても一向に咳が治らないので、早いところ医者にかかってしっかり治したいと思い、僕はNHSに電話をかけました。
(流石に対コロナの緊急事態はアジア各言語の通訳をNHSが雇っているので言語の心配はそんなにしなくても大丈夫。コールセンターの人はマジで何言ってるのか聞き取れなかったけど通訳のおかげで何とかなった。医者の英語は聞き取れたんだけど、これは教育水準の差か?)
その結果言われたのが
「あなたはコロナウイルスを持っている疑いがあります。直ちに防護服を着た救護班を救急車で向かわせますので、彼らの指示のもと検査を受けてください。」
マジか。
ただの風邪だし、何かだとしても普通の肺炎かもってだけなんだけど。。
とは言え、これを飲まない限りは話は前に進まないので承諾。
その結果がこれ。
マジで警戒されてるじゃんオレ。。ただの風邪だよ?
病院に向かう道すがら車内で救急班の質問に答えて行く。
医「いつ入国した?」
僕「今月の〜日に。どこも経由せずに日本から来たよ。」
医「コロナの患者として疑いのある人物と接触はあった?」
僕「なかった」
医「咳と一緒に血は出る?吐き気は?」
僕「ないよ。(コロナってそんなコワい感じなの?)」
って感じ。
結果、救急班も「お前はコロナじゃないよ。ただの風邪www」って感じに笑って言う始末。
念のため粘膜取って検査に回すのこと。
救急班の人もかなりフレンドリーだったので、写真撮らせてもらったり、安くて美味いオススメのパブとか教えてもらったりしてこの日は解放された。
あとは検査の結果が出てコロナウイルスでないことが証明されるまでは自室を出ないようにとのこと。
で、その結果出すのに72時間もかかるらしい。
しょうがないから学校にも事情説明して休むことにして、お家でこうしてブログを書いたり勉強したりしてます。
いやはやどうして僕はどこに行ってもトラブルに巻き込まれるのか。。
僕は特に何とも思わずレア体験!とか言って喜んでるんだけど、周りの人には心配させっぱなしで申し訳ない限りです。(学校はともかく寮と留学の代理店がめちゃくちゃ心配してくださる。風邪なので余計に申し訳ない)
寮の人とかも「ちゃんと家にいるか?」ってちょくちょく確認の電話をかけてくる。
逆にどんだけ信用ないんだ。
で、待っている間も結局薬の処方はしてもらえてない。
咳止めか抗生物質でももらってさっさと治しちゃいたいんだけど、一向に良くならない。
そんな中僕が持っている唯一の薬がこれ。
ジンって昔は薬とされていたこともあるそうですからね。
もうこの薬で喉を消毒するぐらいしか今僕にできることはありません。
仕方ないので飲みます。
では、おやすみなさい。
検査結果は追記します。