LONDON記:6 Borough Market
今回は僕のお気に入りの場所"Borough Market"を紹介する。
ガイドブックなんかにはバラ・マーケットって書かれるヨーロッパ中の美味しいものが揃うロンドンの市場です。(綴り的にどう考えてもバラなんて読み方はしないと思うけど)
ロックダウン下でもやってるし僕は本当にお世話になりまくりです。
食べ歩きと試食が醍醐味の場所で、雰囲気も伝えられたらと思うので、さっそく写真載せていきます〜
鮮魚店
こっちに来て驚いたのが、アンコウ(Monkfish)が結構よく売られていること。インパクトあるからかどこの鮮魚店もアンコウがどーんと1尾はいる。
ちなみにアンコウの横にある白身の魚はHaddock(モンツキダラ)で、これがイギリス名物フィッシュ&チップスでよく揚げられる魚。Haddock以外ではCod(タラ)がメジャーなので、フィッシュ&チップス作るならとりあえずタラを揚げとけば間違い無いです。あと、イギリスだと下味はなしです。(下味付けた方が絶対美味い)
上の方に写ってるマグロとSwordfish(メカジキ)は刺身用。こっちでも刺身の需要は一定あるようで、ここに限らずどこの鮮魚店に言っても刺身用の切り身が売ってる。
さっきのアンコウといいこのホウボウといい見た目がエグい魚を置いて魚屋は客を威嚇しがち
この店はその場で食べれる料理も売っていてそれもまた最高。
パエリア。(ロックダウン中はなし)
見た目が死ぬほど悪い。けどめちゃくちゃ美味かった。雰囲気もあるだろうけど、今まで食べたパエリアの中で1番美味かった。
値段はロンドンにしてはリーズナブルな5〜6ポンドで700円ぐらい。
岩牡蠣もその場で食べれる。(ロックダウン中もやってるけど市場の外に出てから食べなくちゃいけない)
そもそも僕は牡蠣が嫌いだったんだけど、市場で売られてるのを見たらなぜか急に食べたくなって食べたらめちゃくちゃ美味かった。
値段は種類によるけど1杯2〜3.5ポンド(300〜500円)。
肉屋
格好いいし美味しそうだけど、スーパーの3倍くらいの値段なのでちょっと手が出ない。
ジビエ。
Sika Deer(鹿)とBoar(イノシシ)。ウサギの置物もあるし、今日はないだけでウサギも並ぶんだろう。
日本ではなかなかお目にかかれない光景。
事故りそうだけど、帰るまでにジビエチャレンジもしたい。
チーズ屋
アルプス産の元祖チーズ。気泡の抜けた穴ぼこいっぱいの漫画みたいな巨大チーズもあって面白い。
八百屋
ヨーロッパ感溢れるエグい見た目のキノコがあってテンションが上がる。
ちなみに
結局この日はキノコの詰め合わせを買った。9ポンド(約1,200円)。高え〜笑
高いけど、バターさえ持ってればシンプルだけどローズマリーソテー作って食べ比べができるので満足度はかなり高い。
他のお店
オリーブオイル専門店
ワインショップ
お茶屋さん
パン屋さん
スパイス専門店
ソーセージ専門店
屋台
レストラン(行った友だち曰く名物は魚料理でフィッシュ&チップスは美味いらしい)
ってラインナップ。
写真撮ったお店以外にも肉屋さんもチーズ屋さんも八百屋もあります。っていうかチーズ屋さんがめちゃくちゃ多い。
場所・まとめ
場所は前回のロンドン記事で紹介したタワーブリッジの近くで、テムズ川の畔。
なので僕が誰かをアテンドするなら午前中にBorough Market、お昼からTower BridgeとLondon Towerを回るコースを考えるかなってぐらい食に関心のある人には特にオススメ。
食べ歩きと雰囲気を味わうだけでも行く価値ありです。
ただ、スーパーでも売っているようなビールが3倍ぐらいのナメた値段で売られてたりするので、買い物するなら相場観がある程度あった方がいいです。
余談
留学地にイギリスを選んだ理由の1つにウイスキーの聖地"アイラ島"があったんですが、旅行なんて出来ないのでロックダウン中でもやってるBorough Marketでアイラの食べ方をやったりました。
まぁ生牡蠣にアイラ島のウイスキーをかけて食べるだけなんですが。
村上春樹の旅行記『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』で出てくる食べ方で、行ったら絶対にやりたいと思ってたやつ。
本で読んだときは絶対美味しくないでしょって思ってたけど、、
アイラモルトのスモーキーさと牡蠣のクリーミーさがお互いの塩気で混ざり合って、元からこういうモノだったんじゃないかと思わせられる味でめちゃ美味でした。
牡蠣嫌いだったんだけどな〜
このために小さいウイスキー買って市場までわざわざ持って行った甲斐はあった。
かくしてBorough Marketで嫌いだった牡蠣を克服し、僕はまた一歩大人の階段を上ったのであった。