2010年代私的ベスト25作
明けましておめでとうございます。
年末年始ごたごたしてたらやりそびれました。
終わってしまった2010年代への感謝を込めて、1音楽好きとしてこの10年間の良かった作品をあげようと思います。
と言うことで年の若い順から25作品。
よろしくお願いします。
- 2010:John Legend & The Roots『Wake Up!』
- 2010:Erykah Badu『New Amerykah:Part Two(Return of the ankh)』
- 2010:Electro Deluxe『Play』
- 2011:DIMENSION『24』
- 2011:Phat Phunktion『Real Life High Fidelity』
- 2012:UVERworld『The ONE』
- 2013:Antonio Sanchez『New Life』
- 2013:Robert Glasper Experiment『Black Radio 2』
- 2014:Snarky Puppy『We Like It Here』
- 2014:DIRTY LOOPS『Loopified』
- 2014:Dave Weckl & Jay Oliver『Convergence』
- 2014:黒夢『黒と影』
- 2014:TK from 凛として時雨『Fantestic Magic』
- 2015:Kendrick Lamar:『To Pimp A Butterfly』
- 2015:Eric Marienthal & Chuck Loeb『Bridges』
- 2015:umber session tribe『(notitle)』
- 2015:The Steve McQueens『Seamonster』
- 2016:Childish Gambino『"Awaken, My Love!"』
- 2016:Anderson .Paak『Malibu』
- 2017:Thundercat『Drunk』
- 2017:Anomalie『Metropole』
- 2017:waiai『Nuluv』
- 2018:宇多田ヒカル『初恋』
- 2019:Cory Wong『Motivational Music for the Syncopated Soul』
- 2019:Seba Kaapstad『Thina』
- 番外編
2010:John Legend & The Roots『Wake Up!』
SoulのJohn Legendと生バンドhip-hopのThe Rootsの合作。
モータウンを中心にカバーしていて名曲揃い。ずるい。最高。
M1〜M6の怒涛の流れが最高だけど、その後のチルい感じも好き。
2010:Erykah Badu『New Amerykah:Part Two(Return of the ankh)』
New Amerykah Part Two: Return Of The Ankh by Erykah Badu (2010-03-30)
- アーティスト:Erykah Badu
- 出版社/メーカー: Motown Records
- メディア: CD
エリカ様の5枚目のスタジオ盤。神。
2010:Electro Deluxe『Play』
フランスのJuzz FunkバンドElectro Deluxeの3枚目。
Funk要素強めなAcid JazzサウンドにSoulな歌乗っけてラップぶち込んだ感じ。
どストライク。大学3年の頃ハマってた。
2011:DIMENSION『24』
日本のフュージョンってダサがちなイメージだったけど、格好いいのもあるんだ!って衝撃を受けた作品。
(ダサいのはダサいので好きだけど)
2011:Phat Phunktion『Real Life High Fidelity』
大学時代お世話になったバンド。上から下までバッチバチのキメキメ。ホーンが特に格好いい。
パワータイプかと思いきや実はかなり落ち着いた演奏をしているあたりTower Of Powerに近いとこがある気もする。
2012:UVERworld『The ONE』
浪人時代めっちゃ聴いてた。
横浜の街並みを一望できる大桟橋ホールでオーケストラ呼んでロックバンドがレコーディングしたりとかしてるの格好よすぎて、こんな風にバンドしてーーって夢を励みに勉強した。
バンドサウンドも曲も格好いい。あとこんなこと言いたくないんだけど、歌詞がいい。
2013:Antonio Sanchez『New Life』
最高。
よく聴いたら右手と左手それぞれで両手使ってるみたいな細かいことやっててカイリキーか?って思う。
実は2019年最もよく聴いたアルバムでした。最高。
2013:Robert Glasper Experiment『Black Radio 2』
最初聴いたときはこれがJazz?って感じだった。
それまでJazzってどうも分かんなかったけど、これは聴けた。
邪道かもしれないけどJazz方向への入口になったと思う。
まぁJazzじゃないと思うんだけど。
曲で言うとAfro Blueとか入ってる1の方何ですが、アルバム全体としてだったら2が好き。
2014:Snarky Puppy『We Like It Here』
新世代Funky Fusionって感じ?
M2"What About Me?"はめちゃくちゃ格好良くて衝撃だった。
難しいことやってるけど、この作品は特にキャッチーで全編通して中だるみせず楽しく聴けて好き。
2014:DIRTY LOOPS『Loopified』
テクニックは表現の手段であって目的ではない。って思ってるけど、この人たちはどうなんだ?
もう格好いいからどうでもいいかって思えて衝撃的だった。
2014:Dave Weckl & Jay Oliver『Convergence』
Dave WecklとTom Kennedyのベードラコンビが最高。2019年聴いたランキング2位かな。
パワー
2014:黒夢『黒と影』
人時のピック弾きのベースが最高。
当時は大学でAcid JazzとかAORやってたのでベースは指弾きが主だったけど、やっぱピック弾きもカッケーーって思い出した作品。
めっちゃ格好良くて好きだけど、黒夢ってこんな感じだったっけ?
2014:TK from 凛として時雨『Fantestic Magic』
凛として時雨は好きなわけではないけど、これは良かった。
unravelのヤツでしょ?って言われるかもしれないけど、それ以外がとても良かった。
BOBOさんカッケーってなった。
2015:Kendrick Lamar:『To Pimp A Butterfly』
こんなん最高でしょ。Every nigger is a star...
2015:Eric Marienthal & Chuck Loeb『Bridges』
極上Smooth Jazz。メロ良〜
2015:umber session tribe『(notitle)』
大学のサークルの先輩がやってるバンド。贔屓目なしにめちゃ格好いい。
2015:The Steve McQueens『Seamonster』
シンガポールのネオソウルバンド。
同じような感じだとHiatus Kaiyoteが有名だけど、こっちの方がソウルフルで僕は好き。
一昨年の東京Jazzでは無料だったので見に行った。次作はテクニックに走った感があってあまり好みではなかったけど、ライブ自体めちゃ格好よかった。
2016:Childish Gambino『"Awaken, My Love!"』
ジャケからは想像できない良作。
少なくともソウルミュージックって括りだったらこの10年で最高の作品だと思う。
Funkadelicの『Maggot Brain』の要素が散りばめられていて、聴いてからこのジャケの理由がわかる。にしてもエグすぎかよ。
聴き比べると楽しいのでそちらも載せておきます。
2016:Anderson .Paak『Malibu』
もうジャケも中身も最高。
フジロックとかでめちゃ有名になったけど、俺はその前から知ってたし?って謎の悔しさをずっと味わってる。
2017:Thundercat『Drunk』
ジャケのインパクト。けど、Childish Gambinoのと同様内容はゲテモノではない。
と思ったらシンセに聴こえてた音のほとんどがベースだったり結局ゲテモノ。
ベースの音が変。けど聴けるんだからすごい。
2017:Anomalie『Metropole』
umber session tribeと対バンしてたのに行けなかったの悔しい。
umberのライブも行きたいし、Anomalieのライブも行きたい。若者が多そうで少しコワいけど。
2017:waiai『Nuluv』
友だちから教えてもらったんだけど、何じゃこれって感じで衝撃だった。
こういう音楽を混ぜて貼り付けてって感じので格好いいのには初めて出会ったし新しい可能性を感じた。
2018:宇多田ヒカル『初恋』
いやね、いいですよね。。ドライブでいつもかけてます。ありがとうございます。
2019:Cory Wong『Motivational Music for the Syncopated Soul』
ファンクギターってこんな格好いいんですね。
全部いいけど、M4のCosmic Sansが好き。
2019:Seba Kaapstad『Thina』
ここ最近のネオソウルムーブメントのいいとこ取りって感じ。
2019年に出た中で一番好みの作品でした。かっけー
番外編
僕はスタジオ盤よりライブ盤の方が好きガチなんですが、ライブ盤って10'sベストに入れるには何だかなーって思うので、番外編として激アツの2作を紹介します。
2010:Incognito『Live in London-the 30th Anniversary Concert』
学生時代コピーしまくった。激アツ。
"Get into my groove"で前ベーシストがベース弾いて、現ベーシストがシンセに入ってるのなんか笑う。
2014:スキマスイッチ『10th Anniversary Arena Tour 2013 POPMAN'S WORLD』
激アツ。
これも格好良すぎて学生のときにコピーした。
大抵のライブアルバムはボーカルの大橋さんがバテてて"全力少年"なんてサビを客に全振りしちゃうんだけど、これはちゃんと頑張って歌っている。
演奏陣もしっかり格好いい演奏してて良い。激アツ。
以上。
途中で投げやりになった感も否めないけど、25作+αの紹介とちょっとした感想でした。
自分で自分の首を締めたような苦行でもあったけど、おかげで2010年代もいい音楽たくさんあったなと思えました。
次の10年もいい音楽に巡り会えるといいなと思います。
もう2020年になってしまいはしましたが、他の方のこういうのも見てみたいなと思うので、気が向いた方はやってみてください。
音楽紹介①:Cool Uncle
最初の音楽紹介はErykah BaduとかJamiroquaiとかメジャーどころにしようかと思ってたんですが、やめました。
今この季節聴きたいものを紹介するというスタンスで行こうと思います。
ということで、第1回目は"Cool Uncle"。
いきなりマイナーっぽくて申し訳ないんですが、これが案外そうでもない。
というのもAORの大御所"Bobby Caldwell"のユニットなんです。
その相手はAlicia Keysの『AS I AM』や最近だとTank & the Bangasの『Green Balloon』の曲を手掛けたR&Bのプロデューサー"Jack Splash"。
2015年に1枚出しただけなんですが、これが今ぐらいのジャケット羽織っても少し肌寒い乾燥した空気にぴったりなんです。
AORとR&Bが混ざってるので当たり前といえばそうなんですが、都会的な音。
(都会的とかアーバンな音って何やねんって感じだけど、感覚的に都会の風景に合うぐらいの意味で)
一周回ってディズニー映画で流れてきそうな感じもするかもしれない。
基本的にはAORをR&Bでやってるって感じですが、M3ではいきなりラップが入ってきたりして面白い。
M5, M6は結構がっつりAOR。かと思ったらM8で爆笑。
最初に聴いたときは似たり寄ったりな曲が多いなと感じたんですが、最近はそれでも好きになってきました。
最初はBGMで流すくらいが調度いいかもしれません。
Bobby Caldwellといえば代表曲『What you won't do for love』も紹介したいところなんですが、個人的には旬の季節はもう過ぎちゃった感があるので少しだけ。
まだ暖かい日があったら聴いてみてください。
夏から秋にかけての夕方に合う曲かなと思ってます。
以上、寒い時期に聴いてるだけでイケてる大人になれた気がしてくる音楽の紹介でした。
ペルソナ5という神ゲーを紹介する
みなさんペルソナ5というゲームを御存じでしょうか。
僕は片手で数える程しかゲームに熱中したことはないんですが、中でも最もハマったゲームがペルソナ5です。
そして今週10/31、その完全版として「ペルソナ5ザ・ロイヤル」が発売される。
ヤバいぞ。。
生活が終わる。
というのも僕は大学4年の冬という割と大切な時期にペルソナ5にドハマりしてしまい、怠惰の限りを尽くした。
それだけ面白かったという訳だ。
それとマジで意味わからないだろうけど、僕はこのゲームをプレイしたことで自己肯定感が爆上がりして、人生観が少し変わった。
そんなペルソナ5という神ゲーの紹介を今回はしようと思う。
(冒頭以外のストーリーには一切触れないので安心してネタバレなしです)
文章に熱が入りすぎてしまうこともあるだろうけど、勢いで書いていく。
大雑把な概要
人の精神世界に入れる主人公が怪盗として悪人の精神世界に入って悪い心を頂戴するって話。
現代版 必殺仕事人 って感じの世直しストーリー。
で、タイトルにもなってるペルソナっていうのは自分の心の姿(ジョジョのスタンドみたいなもの)で、これを使って精神世界で戦う。
ゲームシステム
ペルソナは日常パートと怪盗パートに分かれている。
この2つのパートがペルソナというゲームに普通のRPGとは違う深みを出してると言っても過言ではない。
怪盗パート
アクションRPGゲームらしくダンジョンの攻略とバトルがある。
ダンジョンは謎解き要素もあり、潜入しているというスリル感もあって楽しい。
バトルはダンジョン内の敵とシンボルエンカウントで始まる。ターン制。
主人公が死ぬと即ゲームオーバーな上、油断しているとザキ的な即死技を打たれたり、ハメ技で為すすべもなく死んだりするので緊張感がある。
あと、何より戦闘時のBGMが死ぬほど格好いい。
僕はサビ頭のスネアの音と同時にリザルト画面に入るとめちゃくちゃ気持ちいので、戦闘時間を調整して戦っていた。
(余談だけど、載っける音源探してたらギターカバーとかめっちゃ出てきた。
こんなん笑う。しかしメロがいい。。)
日常パート
日常パートでは現実世界(ゲーム内の)でキャラクターとのイベントがあったり、自分磨き(後述)をする。
この現実世界の再現度が高くて日常パートが本当に楽しい。
-
現実的な時間の進み方
ペルソナシリーズの特徴でもあるが、現実と同じようにカレンダーがあって、昼と夜だけじゃなくて日にちがある。
普通のRPGだと村を出て魔王を倒すまで何日でも宿屋でのんびりできるし、魔王が世界を闇に包もうとも勇者はいつまでもぱふぱふに興じていられる。
けど、ペルソナの敵はそんな待ってくれない。そして今日あるイベントは明日にはない。
逆に言えば、いつかは終わってしまうと分かっているからこそ、1つひとつのイベントの重さが増す。
そして、これは現実でも一緒なんだと気付かされる。
(プレイ中は怠惰を極めてたけど)
-
街の再現度の高さ
ペルソナ5は何より街の再現度がめちゃめちゃ高い。
特に主要な行動範囲であり、自由に歩き回れる「渋谷」「三軒茶屋」。
そのままモデルになった場所があるので聖地巡りがされる程だ。(僕もした)
それとゲームに登場する街が全て現実に準拠しているので、その街を知っていると余計に楽しい。例えば神保町=古本、荻窪=ラーメン、市ヶ谷=釣り堀とか。
そんなスポットを後述の魅力的なキャラクターと訪れるのがまた楽しい。
東京メトロのCMで石原さとみとその街を追体験する感覚に近い。
-
ギャルゲー要素
主人公は人間パラメータとして「優しさ」「知識」「度胸」「器用さ」「魅力」がある。
この数値は会話での選択肢や読書とかの自分磨きによって加点されていく。
そしてその数値に応じて仲良くなれるキャラクターが増えてくる。
現実世界でもある「バカとは会話したくない」とか「コワイ人はちょっと苦手」とかそんなのと一緒。
ちなみにキャラと仲良くなるとバトルで使える行動が増えたり、戦闘を有利に進められるメリットがある。
そしてペルソナのこれが恐ろしい所なのだが、ここで仲良くなれる異性のキャラとはほぼ全員男女の仲になれる。
つまり「このスキルのために~」とか大義名分のもとにギャルゲーができるのだ。
「"ラブプラス"とか"ときメモ"には興味あるけど、家にそういうパッケージがあるのはちょっと・・」なんてむっつり君でも安心して恋愛ゲームができる。(性的な描写はないのでそういうのが欲しい人は腹を決めよう)
さらにこの男女の関係は同時進行可能。最大9股まで。
僕は9股した。
音楽の良さ
この作品をスタイリッシュゲームたらしめているのはBGMの存在がかなり大きい。
ペルソナは毎回BGMが格好いいんだけど、ペルソナ5は特に良い。
JamiroquaiとIncognitoを混ぜたようなAcid Jazzがメインで、Guns N' Rosesみたいなハードロックがあったり、突然変拍子のSmooth Jazzっぽい曲があったり。
多彩で洗練されてて特にエレピとドラムが格好いい。
目黒将司恐るべし。
あと、三軒茶屋の曲が本当にいい。
雨の日Ver.(上モノが揺れてて全体的に重め)とそれぞれのインストもある。
全部好き。
生まれて初めてサントラを買った。
最後に
本当はもっと書きたいけど、紹介として書けるのはこれぐらいだと思う。
このゲームは本当に見せ方が上手くて没入感がすごいし、いちいち格好よくてやってて爽快な気分になれる。
ここでは書けないけど、ストーリーの展開も素晴らしいし、クリアしたときもまた最高なんだ。
以上。オススメ。
書いててめちゃくちゃ楽しかったので、今度機会があればペルソナの没入感の高さについての考察でも書こうかと思う。
僕の音楽履歴書
やっとこれを書ける。
僕がどんな音楽を通ってきたか、謂わば音楽の履歴書のようなもの。
これを書いてやっと音楽の話ができる気がするので書いていきます。
目次
小学生 スキマスイッチ
他にもオレンジレンジとかUVERworldとか絢香とかを聴いてた。普通の子。
ちなみに親の車では高橋真梨子やサザンがかかってたけど、音楽への関心はかなり薄かった。
中学生 L'Arc~en~Ciel
学校ではテレビドラマの話やそれに出演していたジャニーズの話で持ち切り。僕もみんなとジャニーズの曲を聴いていた。中でも僕が好きだったのはKAT-TUNだった。
きれいに厨二だったのだ。
そして僕はラルクに出会う。
活動休止と再開を繰り返すラルクの再開期に僕の厨二が被ってしまった。
hydeに憧れ髪を伸ばす。
しかしクセ毛が強くて思うような髪型にならない。
高校受験のストレスから太る。
心の闇が深まる。
高校生 V系
高校で周りがEXILEやRADWIMPSを聴く中、僕の厨二は深化。カウンターカルチャーとでも言うようにV系を聴くようになる。
誰からも理解されないのが気持ちよかったのだ。
シドとthe GazettEが特に好きだった。V系の他は椎名林檎とかを聴いてた。
このシドのベーシストに憧れて僕は初めてベースを手に取った。
バンドなんてと言う親を押し切るために貯めたお小遣いでベースを勝手に買って、返品しろと言われないようステッカーをベタベタに貼った。
とはいえ結局すぐに受験学年になったのであまり弾けず。
the GazettEは前に書いてるので割愛。
ちなみにこの頃は厨二なのでスキマスイッチを聴いてないです。
浪人生 いろいろ聴く。
厨二の闇に抱かれた僕は大学受験に失敗した。
お茶の水の予備校に通っていたので、勉強する以外は近くのディスクユニオンで今まで聴いてこなかった音楽を聴きまくった。主にV系のだったけど音楽雑誌の影響を受けたミュージシャンみたいなインタビューを見て。
あと、大学入ったらバンドしたいと思っていたので教養としてV系じゃない日本のロックバンドも聴いてみた。
聴かず嫌いだっただけで結構よかった。
よく聴いたミュージシャン:The Offspring, LINKIN PARK, MARILYN MANSON, MUSE, Nickelback, ASIAN KANG-FU GENERATION
大学生(前半) Acid Jazz
Acid JazzやAOR、バンド編成のJazz Vocal曲をやるサークルに入部する。
これまで聴いてきた音楽からは突飛な選択に思えるけど、
ざっくり言ってしまえば、ヘドバンとかを想定したV系の曲とAcid Jazzとか広義のダンスミュージックが結果的にではあるけど「リスナーの身体を動かす」って点で共通してたのが大きかったんじゃないかと思う。
よく聴いたミュージシャン:Incognito, Jamiroquai, Tower Of Power, Phat Phunktion, Earth Wind & Fire, Stevie Wonder, TOTO, Spyro Gyra, the Chemical Brothers, 山下達郎
大学生(後半) Neo Soul
Funk / SoulをやるサークルとJazz / Fusionをやるサークルと仲がよかったので、その辺りの音楽も聴くようになる。
そんな環境の中でSoulとJazz、Hip Hopが混ざり合ったNeo Soulってジャンル(?)に出会い、ドハマりする。大学2年の頃。
Hip Hopって雑に言ってしまったけど、DJがサンプリングに使うハウスやダブステップなんかをイメージしてみてもいいかもしれない。これまで聴いてきたUVERworldとかthe GazettEがそれらの要素取り入れていたのを考えると、ここにたどり着いたのもなんだか肯ける。
よく聴いたミュージシャン:Erykah Badu, D'Angelo, Jill Scott, Me'Shell Ndegeocello, Robert Glasper, The RH Factor, Snarky Puppy, 宇多田ヒカル
こんな感じで今に到る。
大学4年の頃、いろんな音楽を通って久しぶりに聴いたスキマスイッチはまた最高だった。
聴いてきた音楽はどこかで繋がるし、前好きだった音楽も他の音楽を聴いた後では新しいものに聴こえたりする。
こんなふうにいつまでも過去を否定せずに生きていきたいものだと思う。
こうして振り返ると、僕は浪人してよかったなとつくづく思う。親には申し訳ないけど。
以上。
聴くと躍りたくなるような音楽が好きな僕の履歴書でした。
たまにはそんな音楽の話ができればと思います。
では、おやすみなさい。
【楽器改造】フィンガーランプを自作する。
こんにちは
突然ですが僕はベースギターという楽器を弾くのを趣味としています。俗に言うベーシストってやつです。
ありがたいことに会社員として生活を送る今でもたまにベースを弾く機会があります。ただバリバリ弾いてた学生時代とは違うこともあって、もう本当に努力したくない。そう思うようになってしまった訳です。
ということで今回はプレイアビリティ向上のためにフィンガーランプを自分のベースに付けようという記事です。
そもそもフィンガーランプというのは
こんな感じのボディの真ん中にある台のことです。
メリットとしては
- 弦を弾いたあと指がすぐにフィンガーランプに当たるので、弾いたあとの指の動きが小さくなり、効率的な演奏ができる。
- 音のつぶが揃いやすい。
デメリットとしては
- 指の振り幅が制限されるのでダイナミクス(強弱)をつけづらくなる。
- 見た目がダサくなる。
って特徴があります。
上記のようにデメリットもあるのでやってみないと自分の演奏スタイルに合うかわからない。なのに困ったことにこのフィンガーランプ、自分のベースにぴったり合うものとなるとオーダーメイドで1万円ぐらいかかる。
じゃあ費用がネックなら自作するか。ということで「フィンガーランプ 自作」で検索するとみんな木を切ってる。マジか。
残念ながらそこまでの情熱はないので僕は僕のやりかたで自作していこうと思う。
そこで今回用意したものがこちら。
ダイソーで買ったコルクシートと両面テープだ。
220円(税込)。増税を感じた。
で、このベースを改造していく。
Moon GuitarsのJB-5ってモデル。大学2年生になる頃から使ってる。
このままの方が絶対格好いい。
まず採寸していく。
コルクを丸く切れるほど器用ではないのでだいたい。
ちゃんとピックガード(べっ甲柄の部分)のないところから作っていく。
ぴったり。きたこれ。
コルクシートを重ねてちょうどいい高さまで調整する。
小高い丘ができた。もうなんかそこそこ可愛いく思えてくる。
これでもういいかと思ったけど、いざ弾いてみたらバランスが悪い。
なので、ピックガード側も作って、、、
完成。
見た目悪いけどめちゃくちゃ弾きやすい。
200円ですよ?これは勝った。
・加工しやすい
・調整しやすい
・安い
・チープすぎない
ってことでコルクシートを使ったんですが、これは良い選択だったんじゃないですかね。
木材とかアクリル材じゃないから、摩耗するんじゃない?と思われるでしょうが、全然削れていい。ダイナミクスをつけるのに必要な幅が自然と削れるはずなので。
あとは弾き方に変な癖がついてしまわないよう気をつけないとですね。
これでしばらく弾いてみてフィンガーランプええやん。となったらちゃんとオーダーしてみてもいいかもしれません。
さてさて。
こんな感じでコルクを使ってのフィンガーランプの自作、見事成功しました。
200円でフィンガーランプを体験できるのでやってみてはいかがでしょうか?
ただ、コルクの破片で部屋がとても散らかってしまいました。片付けが死ぬほど面倒くさかったのでこれをやるなら併せてルンバを購入するのもオススメです。
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ではでは。
the GazettEのライブに行ってきた
突然ですがみなさん頭振ってますか?
僕は先日たくさん振ったので首が痛いです。もう今週ずっと痛い。
ということで今回はヴィジュアル系(以下V系)ロックバンドthe GazettEのライブで頭が真っ白になったという話です。
おいおいAcid Jazzとかソウルミュージックが好きって言っておきながらいきなりヴィジュアル系てw とお思いになるでしょうが、僕がR&B(あるいは広義のダンスミュージック)を好きになる土台を作ってくれたのがこのthe GazettEでもあるです。何を言っているんだ?と思われるでしょうけど、その説明は長くなるのでまた今度気が向いたら。
ともかく今回僕はthe GazettEのライブに約10年ぶりに行ってきた訳です。
こんな感じ。
後ろのバンギャの扇風機みたいに綺麗なヘドバンから吹く追い風が「帰ってきたな...」という気持ちにさせてくれた。
Blue Noteとかでは絶対に見れない光景なのでオススメ。
今回はツアーファイナルだったこともあってMCが多めだった。
その中で出た「ヴィジュアル系を守ってくれてありがとう」って言葉は流石に感慨深かった。(自分たちがバンドを続けていけてるのはリスナーあってのこと。って文脈で)
たしかにV系シーンは下火になっていっている。
事実としてV系専門誌の相次ぐ休刊(廃刊)やV系専門のレコードショップの閉店もあった。今ではシーンの衰退に伴って化粧を薄く(脱ヴィジュアル化)するバンドも少なくない。そんな中、90年代前後から始まったこのシーンを2005年前後からブレることなく引っ張り続けているのがthe GazettEだ。その口から出たこの言葉は重みが違った。
このブレなさ。過去を否定することなく、少し斜に構えながらも自分最高と常に自信満々。この尖がり。ロックバンドたるものこうあれと僕は思うんですが、the GazettEはそれをいつも見事に示してくれる。
サマソニとか他所のライブに出てもいつも通りのパフォーマンスをする。
炎天下でもいつも通りの黒い服でメイクもばっちり。絶対クソ暑い。
けど、そこにシーンを引っ張っていくthe GazettEの気概と矜持を感じるのだ。
いや、マジで格好良かった。
たまには頭振り乱すライブもいいですね。エモさも相まって頭が真っ白になりました。
チケット取ってくれた友だちに感謝🙏
最後に今週毎朝通勤するときに聴いてた曲を共有して終わりたいと思います。
元気出るな〜
P.S.
なんで下火になっちゃったんでしょうね。
クセが強い?
ファンがコワい?
厨二感があって好きを公言するのが恥ずかしい?
V系というイメージへの先入観?
元も子もない話かもしれないけど、私見を言うなら僕はそもそもジャンルとしていろんなバンドをV系と一括りにして考える見方がもう古く、リスナーの幅を狭めている要因になってると思ってる。
確かにパンクロックやグランジみたいに音楽性だけでなくファッション性でのジャンル分けもある。
けど、V系と一括りにされているバンドの共通項って「派手な化粧・外見」「闇を抱えた歌詞」「クセの強い歌い方」ぐらいなもので音楽性はバラバラなように僕は感じる(歌い方はそこそこ大きな要素な気もしなくはないが)。例えばthe GazettEはニューメタル的だし、シドはポップス色が強い。Plastic Treeはシューゲイザー。MALICE MIZERは演劇みたいだし、ゴールデンボンバーに到ってはパフォーマー。これがV系と一括りにされているのは正直違和感を覚える。(シューゲイザー界のヴィジュアル担当、V系芸人みたいな括り方をするならまだわかる)
V系というある意味セーフティーネットのような土壌があったからこそ多様性が生まれた背景はあると思う。けど、JazzやHip Hop, Soulを融合させたRobert GlasperがNirvanaのSmells Like Teen Spiritを演奏するように、従来のジャンルの垣根を越えた音楽のクロスオーバーが進む今において表層の共通項だけでV系というラベル付けをするのはもう古いんじゃないか。
僕はV系が好きだからthe GazettEが好きなんじゃなく、単純にロックバンドとしてthe GazettEが好きなんだ。
入口の狭さがファンやシーンの結束を強めている側面もあるので一長一短ではある。けど、V系というカテゴリーやそのイメージがバンドや音楽に先行して、実際に聴く前に何らかの抵抗感を与えてしまうことがなければいいな〜と思う。
いずれにせよこんな講釈垂れるより、実際に外のイベントに出演して行動で示しているthe GazettEは最高ということだ。
思ってるよりチャラチャラしたバンドではないぞ。